【DREAMBEERで飲めるビール】和歌山産山椒のさわやかな香りとすっきりとした飲み口が特徴の『有田山椒エール』

こんにちは!DREAM BEERです。
DREAM BEERは多彩なビールを楽しむための会員制ビール配送サービスです。本Blogでは定期的に、DREAM BEERで提供予定のビールを紹介していきます。

第二十四回で紹介するのは、有田みかんで有名な有田川町にある小さな醸造所で造られる『有田山椒エール』。日本一の生産量を誇る“ぶどう山椒”を使い、山椒のさわやかな香りとすっきりした飲み口で料理にもよく合うビールです。

フルーツ王国・和歌山の恵みを活かしたビール造り

ブルーウッドブリュワリーは、 和歌山県有田川町(ありだがわちょう)にある青木屋酒店(あおきやさけてん)が2017年に開業したマイクロブルワリーです。

有田川町は和歌山県のほぼ中央に位置し、東西を流れる有田川を中心に豊かな自然景観が広がる土地。フルーツ王国である和歌山の中でも、「有田みかん(ありだみかん)」や生産量日本一の「ぶどう山椒」で知られています。

青木屋酒店がビール造りを始めるきっかけは、他の酒店との差別化や自社製品を持ちたいという思いから。また、ビールは誰もが気軽に飲めるお酒であることと、オーナー兼ブルワーの児島さん自身がビール好きということも大きく関係しているそうです。岡山県にある吉備土手下麦酒で1年ほどの研修を経て、自社でのビール醸造を開始。ブルワリー名は、青木屋酒店の「青=ブルー」「木=ウッド」から名付けられました。

青木屋酒店の奥に醸造所があり、酒屋の隣にはブルーウッドブリュワリーのビールを提供する提携酒場があります。

気取らない普段から飲みやすいビールを目指し、厳選した麦芽とホップ、高野山を源流とする「聖なる水」を湛え流れる有田川の水を使いビールを造っています。また、和歌山で採れたものを使用したビール造りをコンセプトに掲げており、全て副原料に和歌山産品を使うようにしているとのこと。

ブルーウッドブリュワリーの最終目標は地元認知度100%!地元の人に愛され、地域に根付いたビール造りを目指しています。


定番ラインナップの特徴は以下の通り。

  • 『有田山椒エール』:DREAM BEER提供予定のビール。日本一の生産量を誇る地元の山椒を使用したスパイスビール。山椒のさわやかな香りとすっきりした飲み口が料理にもよく合うビール。
  • 『セッションIPA』:DREAM BEER提供予定のビール。通常の3倍のホップと地元のはっさくのピールで造ったセッションIPA。華やかな香りとすっきりした苦味、ライトな飲み口に仕上げたすいすい飲めるビール。
  • 『ペールエール』:2種類のアメリカ産ホップを使って造ったビールに和歌山の柑橘類のピールをプラス。コクと苦味と香りのバランスが良いビール。
  • 『有田みかんエール』:有田みかんの果汁をたくさん使って醸造したビール。有田ならではのみかんの風味を感じてもらいたいと、通常より甘みを残して、みかんらしさを演出。
  • 『備長炭スタウト』:和歌山発祥の紀州備長炭!食べられる備長炭を使用したスタウト。炭の香りとローストした麦芽が香るしっかりとしたコクとまろやかな苦味のビール。

その他に、和歌山の梅を使用した『紀州梅エール』、梅を使用し長期熟成した『梅バーレー』、すももを使用した『すももヴァイツェン』、マンゴーを使用した『トロピカルIPA』など、和歌山の産品を使用した期間限定・数量限定ビールを造っています。

DREAM BEERで楽しめるビール『有田山椒エール』

『有田山椒エール』は、有田川町が日本一の生産量を誇る高級な“ぶどう山椒”を粉砕して、発酵段階から入れたスパイスエールです。山椒のスパイス感がすっきりして食事にもよく合います。後口と香りに山椒を感じる有田ならではのビール。

“ぶどう山椒”とは、ぶどうの房のように実る山椒のことで「緑のダイヤ」と呼ばれる最高級品。全国の70%の生産量を占める和歌山の中でも有田川が有数の産地。大きく肉厚な粒とさわやかな香りが特徴です。

【おすすめの楽しみ方】
すっきりとした味わいで、食中酒としても楽しめます。
そして、注ぎ方には二通りの方法があります。一つ目が“泡を立てずに”注ぐ方法です。炭酸感を楽しみたい方にはこちらがおすすめ。二つ目が“泡を立てて”注ぐ方法です。泡を立てて注ぎ、粗い泡が落ち着くまで少し待つと、山椒の香りが立ち、よりさわやかに楽しめます。

山椒といえばウナギを想像される方が多いと思います。ウナギだけでなく、焼き鳥やコッテリした料理全般との相性がよく、濃い味で満たされた口の中を山椒ですっきり流せば食が進むこと間違いなし!

【その他データ】
ビアスタイル:スパイスエール
原材料:麦芽、山椒、ホップ
アルコール度数:5.0%
IBU:18

造るのはこの人!ブルワーインタビュー


児島さんとキャラクターのブルーウッドくん

今回、お話を伺ったのはオーナー兼ブルワーの児島章さん。

大勢でワイワイとお酒を飲むのが好きという児島さん。友人とだけでなく、勉強会後の懇親会や普段話をしない人とも、ビールを潤滑油にして“飲みにケーション”を楽しんでいるそう。そんな児島さんのニックネームは、大島…じゃない、児島だよ!お間違いなく。

ビール造りのおもしろさは?
ほとんどのビールに和歌山の産品を取り入れているので、それらをどのように組み合わせるのかを考えるのが楽しいです。新しくレシピを構築することや、以前のレシピをちょっといじることもおもしろさを感じます。また、イベント等で直接お客様の反応を目の当たりにしたり、感想を直にいただいたりすることもおもしろさとモチベーションアップに繋がります。

ビール造りの難しさ、大変さは?
大手のビールメーカーとは違い、ビール造りは機械管理ではありません。仕込み工程や発酵工程での温度管理などはほぼ手作業で行っており、品質管理に毎回神経を使います。油断は大敵です。

ビール造りで大切にしていることは?
衛生管理と和歌山の産品を副原料として使うこと。あとは、やっぱりおいしいビールを造ることですね。

DREAM BEERで提供予定の『有田山椒エール』は、山椒の風味と香りの特長を活かしたさわやかな風味が楽しめるビールです。山椒が主張しすぎず、すっきりとした味わいで食事の邪魔をしません。ぜひ食事と一緒にお楽しみください!

【醸造所情報】
醸造所名:ブルーウッドブリュワリー
所在地:和歌山県有田郡有田川町天満67
公式HP