【DREAMBEERで飲めるビール】ホップの香りと麦芽のバランスがとても良い『イングリッシュエール』
こんにちは!DREAMBEERです。
DREAMBEERは多彩なビールを楽しむための会員制ビール配送サービスです。本Blogでは定期的に、DREAMBEERで提供予定のビールを紹介していきます。
第四十回で紹介するのは、那須の大自然に囲まれたブルワリーで造られる那須高原ビールの『イングリッシュエール』。イギリス伝統の代表的な淡色ビールで、ホップによるフルーティな香りと苦味が効いているのが特徴です。
自然の恵みを受け、世界一おいしいビール造りを目指すブルワリー
東京と仙台のほぼ中間に位置する那須町の国立公園の中に、那須高原ビールのブルワリーと直営レストランがあります。自然豊かな那須を訪れてもらい、那須の大自然の中でできたてのビールを楽しんでほしいという思いから森の中に建てられ、建物はまるで美術館や博物館のような佇まい。
那須高原ビールは「世界のおいしいビールを紹介したい」「自分で新しいビールを造りたい」と1996年10月に創業しました。社長の小山田孝司さんは代々続く家具屋を継いで事業をしていましたが、1994年の酒税法改正を受けビール造りにチャレンジしようと決心したそう。立ち上げ前にはドイツで約50ヶ所のブルワリーを飲み歩き、ハンガリーで研修を受けました。帰国後はエチゴビールのブルワーを務めていたガーナ出身のバワ・デムヤコさんの指導も受けて醸造をスタート。
小山田さんがデザインしたロゴマークには、那須連山の上を守り神として羽ばたく天然記念鳥の“大鷹”と、地ビール文化の中で騎士道の高貴な精神を表す“王冠”をデザイン。また、幸福の印として“道化師”と“太陽と月”もあしらいました。「那須連山を望みながら、おいしいビールを飲んで幸せに」という意味が込められています。
那須高原ビールのコンセプトは「時の語らい」。大切な家族や友人と一緒においしいビールを飲んで、生きている喜びを感じてもらえるような、そんなビールと場を提供していときたいと取り組んでいます。
那須高原ビールのおいしさの秘密は、自然に囲まれたブルワリーで自然の恵みを活かし「飲んだ方に楽しんでもらうビールを造ろう!」という思いを込めて丁寧に造っていること。厳選した原材料を使うことはもちろん、那須連山の清らかな雪解け水を地下100メートルから汲んで使用していることも特徴の一つ。また、完全無濾過にこだわり、全てのビールに健康や美容にも良いとされているエキスがたっぷり含まれています。
那須高原ビールの定番ラインナップの特徴は以下の通り。
- 『イングリッシュエール』:DREAMBEER提供予定のビール。イギリス伝統の代表的な淡色ビールです。ホップによるフルーティな香りと苦味が効いているのが特徴。
- 『スコティッシュエール』:DREAMBEER提供予定のビール。スコットランド伝統の代表的な褐色ビール。芳醇な味と甘味、そして香りが特徴。
- 『愛』:愛をいっぱいつめ込んだ宮内庁御用達のビール。国産ホップと那須地方のオーガニック二条大麦麦芽を100%使用し、那須深山の清らかな雪解け水で醸造された豊かな味わい。
- 『ヴァイツェン』:ドイツ・バイエルン地方特産のビール。原料に小麦を使用したビールで、独特のフルーティな味と香りが特徴。
- 『スタウト』:クリーミーな泡と香ばしい味と苦味が特徴のアルコール度数の高い黒色のビール。ずっしりとした味わいはビール通の方におすすめ。
その他、那須高原産「とちおとめ」をつかった『いちごエール』や深山の雪の中でひと冬熟成させる『雪中熟成深山ピルスナー』、賞味期限が25年もある長期熟成ビール『ナインテイルドフォックス』など、年間約20種類の限定ビールやヴィンテージビールを醸造しています。
DREAMBEERで楽しめるビール『イングリッシュエール』
『イングリッシュエール』は、ホップの香りと麦芽のバランスがとても良い、イギリスの伝統的なエールビールです。麦芽の風味がしっかりしている中に、ホップの香りがしっかりと浮かび上がってくるような造りに仕上げられています。
午後のひと時や夜の静かに時を過ごしたい時に。また、大切な友人や家族と一緒に味わうコーヒーのように飲んでほしいと設計されたビールです。
【おすすめの楽しみ方】
サーバーから注ぐときは、香りがこもるような形のグラスを選び、味とともに香りもお楽しみください。先に泡を立てる注ぎ方や後から泡をのせる注ぎ方、泡をつくりながら注ぐ方法など、注ぎ方によって味わいが変わってきます。2回3回と注いでみてその変化を確認してみるのも楽しみ方の一つ。
ビールと合わせるのは肉料理がおすすめです!とくに那須で作られたソーセージや生ハムとの相性は抜群とのこと。ぜひ料理を味わいながら、ゆっくりとビールを楽しんでください。温度が上がってくると、芳醇な香りや味わいがより感じられるようになります。
【その他データ】
ビアスタイル:ペールエール
原材料:麦芽、ホップ
アルコール度数:5%
IBU:30
造るのはこの人!ブルワーインタビュー
写真左から、ヘッドブルワーの野田良平さん、ブルワーの人見翼さん
今回は、代表でビールチーフプロデューサーの小山田さんにお話を伺いました。ご紹介した通り、家具屋を継いでいた小山田さんがビール造りにチャレンジしたのは1996年のこと。「自分でしかできないおいしいビールを造りたい。独創的なビールを造りたい」との思いでスタートしました。
ですが、小山田さんはコーヒーも飲めないほど苦いものが苦手で、ビールが大好きというわけではなかったそう。では、どうしてビール造りだったのかとお尋ねしたところ、子供の頃から「ものづくり」が好きだったこと。また、味覚に対して興味があるのが自分の強みだと思っているからとの回答が。更にお話を伺うと、実は那須高原ビール立ち上げの前に未経験でラーメン屋を立ち上げたことがあり、遠方からお客さんが来てくれるほど好評だったそう。その時の経験が自分の舌の自信となり、味覚への興味を持ち続け探求すれば、おいしいビールが造れるだろうという思いに繋がったそう。
ビール造りのおもしろさは?
世界にはない味やビアスタイルのビールを自分の発想で醸造できることです。これまでに、雪の中で熟成させた『雪中熟成深山ピルスナー』は自然の力を借りる那須高原ビールでしか造れないビールですし、世界にはなかった長期熟成ビール『ナインテイルドフォックス』も造りました。また、那須高原ビールのラベルは全て私がデザインしているのですが、デザインを考えているときも楽しい時間です。
ビール造りの難しさ、大変さは?
小さなことが味に大きな影響を与えますので細心の注意が必要です。
同じレシピでも造るブルワーによって味が微妙に違ってきます。それはブルワーの性格が出るのだと思っています。例えば50度で温度を止めないといけないときに、49.9度で止める人と50.1度で止める人が出てくる。そんな微妙な温度差でも味わいに違いが現れます。その揺らぎがクラフトビールの良さでもありますが、品質という意味ではある程度の範囲内に収まるように管理をしなくてはいけないと考えています。
ビール造りで大切にしていることは?
基本を大切にしています。とくにタンク洗浄は基本中の基本です。また、原材料の保管も慎重に大切にしています。
「人としての基本がしっかりできているかどうか」ということが大事だと思っています。ただビールを造るのではなくて、本当に皆さんに楽しんでもらうビールをつくろうという思いで造ったビールは、また一味違うと思うんですね。
DREAMBEERで提供予定の『イングリッシュエール』は麦芽の風味とホップの香り、苦味のバランスの良さが特徴のエールビールです。イギリスで飲まれるようにゆっくりと味わうのがおすすめ。自然あふれる那須への思いを馳せお楽しみください!
【醸造所情報】
醸造所名:那須高原ビール
所在地:栃木県那須郡那須町大字高久甲3986
公式HP