クラフトビールって何?定義や特徴、種類について知ってみよう!

皆さんは「クラフトビール」と聞いてどのようなイメージを持ちますか?

「小さいブルワリーで造られているビール」

「いつも飲んでいるビールとは違うビール」

「甘いものや苦いもの、すっぱいものなど、いろいろな味わいを持つビール」

など、様々なイメージをお持ちではないでしょうか。

醸造家(ブルワー)がこだわりを持って造るクラフトビール。多様性があり、その個性的な香りや味わいを楽しむ人が増え、日本でも各地にビールの醸造所(ブルワリー)が増え続けています。

そんな注目を集めるクラフトビールについて、「実際どんなものなんだろう?」と思う方も多いはず。そこで今回は、その特徴や歴史についてお話をします。

目次

    1. クラフトビールとは?
    2. どんな特徴があるの?
    3. クラフトビールの歴史
    4. クラフトビールとの出会いを楽しんでみて

1)クラフトビールとは?

「craft(クラフト)=工芸品」の発想から「ビール職人(醸造家、ブルワー)がこだわって造る個性的なビール」と説明されることが多い「クラフトビール」。日本では小規模ブルワリーの業界団体である「全国地ビール醸造者協議会(JBA)」が、クラフトビール(地ビール)を2018年5月に以下のように定義しました。

1.酒税法改正(1994年4月)以前から造られている大資本の大量生産のビールからは独立したビール造りを行っている。

2.1回の仕込単位(麦汁の製造量)が20キロリットル以下の小規模な仕込みで、ブルワーが目の届く製造を行っている。

3.伝統的な製法で製造しているか、あるいは地域の特産品などを原料とした個性あふれるビールを製造している。そして地域に根付いている。

つまりクラフトビールは「大手ビールメーカー以外の、地域密着型の小規模なブルワリーで、ビール職人(ブルワー)が造る個性豊かなビール」ということになります。

2)どんな特徴があるの?

みなさんはビールの種類といったらどのくらいの数を想像しますか?実は、その数なんと、100種類以上もあるといわれています。

ビアスタイルは発酵方法により主に2つに分けられます。

下面発酵酵母を使用する「ラガー」と上面発酵酵母を使用する「エール」です。それ以外の発酵方法で造られるビールもありますが、これらを基本とし、さらに発祥地や原料等で細分化されています。

「ラガー」と「エール」には、次のような違いがあります。

「ラガー」

  • 下面発酵酵母が生み出す香りや味わいが穏やかで、すっきりとした味わいが多い。
  • 代表的なビアスタイル
      • 「ピルスナー」チェコ発祥で豊かな白い泡と黄金色の液体が特徴的。日本の大手ビールメーカーは「ピルスナー」をならったため、ラガー系のビールが多く造られている。
      • 「シュバルツ」焙煎したモルトを使用し、見た目が黒い。その容姿から想像できるようなコーヒーやチョコレートのような風味があるが、飲み口はすっきりしている。

「エール」

  • 上面発酵酵母が生み出す香りや味わいが豊かで、ゆっくり味わいが多い。
  • 代表的なビアスタイル
      • 「ペールエール」イギリス発祥のホップの華やかな香りと麦芽の香りのバランスが特徴的。
      • 「IPA(インディア・ペールエール)」ホップをふんだんに使いホップ由来の香りと苦味が際立つ。
      • 「ヴァイツェン」ドイツ発祥。小麦麦芽を50%以上使い、フルーティーな香りと豊かな泡、独特の味わいを持つ。

3)クラフトビールの歴史

ところで、日本においてクラフトビールはどのような歴史を歩んできたのでしょうか?

日本で地ビールが誕生したのは1994年4月の酒税法の改正がきっかけです。改定前までは、最低でも年間2,000キロリットル製造しないと認められなかったのが、60キロリットルに引き下げられ、大手ビールメーカー以外の小規模な事業者もビールを製造することができるようになりました。そして、全国各地に小規模ブルワリーが誕生し「地ビールブーム」が始まりました。

製造量の引き下げによりブルワリーは増加し、1998年には200近いブルワリーがありましたが、技術が未熟で品質が低い地ビールがあったこと、大手ビールメーカーのビールより価格が高かったことなどの理由から、「地ビールは観光地で売られている、高くておいしくないビール」というマイナスのイメージで語られるようになり、少しずつ地ビールブームが衰退していきました。

その一方、おいしさと品質を重視し、研鑽を重ね、高品質なビールを造り続けているブルワリーもありました。そのようなブルワリーが地道にビールを造り、その魅力を伝え続けたこと、そしてアメリカから始まったクラフトビールブームが日本にやってきたことにより「地ビール」は「クラフトビール」と名前を変え、知られていくようになりました。

こうした歩みによって、近年の日本のクラフトビールの繁栄があり、現在日本には500以上のブルワリーが存在します。

4)クラフトビールとの出会いを楽しんでみて

クラフトビールには、ブルワーのビールへの探究心や向上心、そして、おいしいビールを届けたいという熱い想いが込められています。DREAMBEERでも、歴史あるブルワリーから最新のブルワリーまで、様々な特徴やコンセプトを掲げるブルワリーのクラフトビールを提供していきます。

ぜひ、様々なブルワリーのクラフトビールを飲み、ビールとの出会いを楽しんでください!

     

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多彩なビールを楽しむための会員制ビール配送サービス。ビアパブ気分で飲み比べできるプロ仕様のダブルタップ式ビールサーバーで全国のブルワリーと自宅をつなぎ、バラエティに富んだ味わいと新しいビール体験をお届けします。

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