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ブルワーたちの町自慢。
~わが町の楽しみ方③~

ビール王国28号」より一部抜粋して転載
日本屈指の名湯のそばに絶品ビールとグルメあり
水口酒造 道後ビール醸造責任者安井亮二さん

 最高の「湯あがりビール」 言わずと知れた愛媛の名湯、道後温泉本館のすぐ目の前。湯から出て火照った体がビールを欲した瞬間、「湯あがりビール、冷えてます。」ののぼりとともに道後麦酒館が待ち構えている。温泉客はその魅力に圧倒されて、店内はおろか、テイクアウトでさえも長い行列ができるそうだ。

堂々たる風格の道後温泉本館。この目の前に道後麦酒館がある。ちなみにすぐ近くの道後温泉別館「飛鳥乃温泉」のそばにも道後ビールのスタンディングバーがある

 道後麦酒館を運営する水口酒造は125年続く蔵元で、1996年に「道後ビール」を造りはじめた古参のブルワリーだ。現在はケルシュ、アルト、スタウト、ヴァイツェンの4種類を造り、味にうるさいビールファンからの評価も高い。

安井さんたちが造る道後ビールは、愛媛フェアなどの催事には必ず取り扱われる。百貨店などをチェック

 道後麦酒館では食事もできる。安井さんのオススメはやはり地元の名物「じゃこ天」。愛媛で無数にあるじゃこ天の中でも、ここでは宇和島のじゃこ天を提供している。すり身にした愛媛産のホタルジャコの味わいとコクがビールにベストマッチし、何個でも食べたくなる。

道後に来たら、温泉だけではもったいない。道後ビールとじゃこ天を忘れぬように。

じゃこ天を炙ると揚げたてのこうばしさがよみがえる。煮物やサラダなどアレンジレシピも多数