【DREAMBEERで飲めるビール】鳥取・大山の麓でしか造れない、自然を表現した唯一無二のビール『ヴァイツェン』

こんにちは!DREAMBEERです。

DREAMBEERは多彩なビールを楽しむための会員制ビール配送サービスです。本Blogでは定期的に、DREAMBEERで提供予定のビールを紹介していきます。

第四十五回で紹介するのは、鳥取県のくめざくら大山ブルワリーで造られる大山Gビール『ヴァイツェン』です。バナナのようなフルーティーな香りと爽やかな飲みごたえで女性からも大人気。中国地方最高峰の大山(だいせん)の澄み切った伏流水を活かした、くめざくら大山ブルワリーならではの味わい深いビールです。

名水百選にも選出、大山の良質な伏流水を使用した風味バランスの良いクラフトビール

くめざくら大山ブルワリーは鳥取県の国立公園大山の麓、標高300mの土地に醸造所を構えています。近隣には環境省が指定する名水百選にも認定された地蔵滝の泉があり、名水地としても有名。くめざくら大山ブルワリーでも地下150mから汲み上げた極めて良質な伏流水を醸造に使用しています。柔らかな軟水を使用することで、雑味の無い風味バランスの良いビールを造ることを実現させています。

創業150年以上の歴史を持つ地酒メーカー「久米桜酒造」が、1994年の酒税法規制緩和をきっかけに地ビール事業をスタートさせたのが「大山Gビール」の始まり。1997年より醸造を開始し、同時に出来立てのビールと地元の素材を使ったお食事が楽しめる直営レストランを醸造所併設でオープンさせました。

くめざくら大山ブルワリーの看板ブルワーは岩田秀樹さん。小さい頃から大山を見て育った岩田さんは大学で微生物を研究していたところ、大山で地ビール醸造所を立ち上げることを知り、元々ビールが大好きだったことからくめざくら大山ブルワリーに参加。1997年から24年間、クラフトビール醸造に携わってきました。

大山Gビールは、大山の水を活かして、麦芽やホップ・酵母などの素材のバランスを突出させることなくまとめ上げられています。クセのないすっきりとしたクリーンな飲み口を目指しています。

特に淡色系のビールを得意とし、最も人気のある『ヴァイツェン』を軸に様々な季節限定ビールも醸造しています。

限定ビールに使用されるホップや大麦などの原料は自家栽培をしており、素材を知ることの大切さを肌でも実感。原料を栽培することで感じられる大山の四季折々の季節を、ビールを通してお客様に伝えています。

岩田さんいわく大山Gビールを色で表すと「白色」だそう。大山の水ならではの軽やかさや、自然の中で感じられる豊かさをビールに落とし込み、「大山らしいね」とお客様に言ってもらえるようなビールを日々造っています。

定番ラインナップの特徴は以下の通り。

・『ヴァイツェン』:DREAMBEERで提供予定のビール。南ドイツで発展したビール。小麦麦芽を使って、苦味がたいへん弱く、口当たりの良さとバナナのようなフルーティな香りが特徴、女性にもぴったりのビールです。

・『ペールエール』:DREAMBEERで提供予定のビール。イギリスで伝統的に造られている、ホップによるフルーティな香りが特徴の淡色ビール。甘みと心地よい苦味がを大山の水がバランス良く調和しています。

・『ピルスナー』:チェコのピルゼンで生まれたビールで、ホップのきいた爽快な香味の淡色ビール。日本でも馴染みの深いスタイルで、オールマイティな場面で楽しんでいただけます。

・『スタウト』:数種類の焙煎麦芽由来の珈琲やチョコレートを思わせる香りや、フルーティな香りが特徴の黒ビール。しっかりとした飲み応えのあるミディアムボディの味わいです。

DREAMBEERで楽しめるビール『ヴァイツェン』

『ヴァイツェン』は大麦麦芽に加え、小麦麦芽も使用しています。苦味を抑えたドイツスタイルのビールで、すっきりとし過ぎず、程良いボディ感と優しさを感じられるように造られています。

ビールのスタイルごとに世界から一番を決める大会、ワールド・ビア・アワード2011ではヴァイツェン部門で見事世界一を受賞。大山の澄み切った伏流水を使用しているからこそ出せる優しい味わいは、大山Gビールならではの仕上がりです。

【おすすめの楽しみ方】

南ドイツで生まれたヴァイツェンはソーセージがベストマッチ。また、全国的に人気の高い大山鶏のスパイシーローストも鉄板の組み合わせです。併設のレストランで提供しているので、是非召し上がってみてください。

フルーティで豊かな香りが立ち上がる『ヴァイツェン』は、暑い夏に喉が渇いたとき、一杯目にゴクゴクいきたいとき、ほろ酔い気分になってきたとき、どんなタイミングでも美味しくいただくことができます。

【その他データ】

ビアスタイル:ヴァイツェン
原材料:麦芽、ホップ
アルコール度数:5.0%
IBU:12

造るのはこの人!ブルワーインタビュー


工場長の岩田さんに、詳しくお話を伺いました。

元々音楽とビールを一緒に楽しむことが大好きだった岩田さん。ビアフェスでは工場長自ら楽器を演奏して、イベントを盛り上げることもあるとのこと。

1997年の醸造所立ち上げから24年間、未知の領域だったクラフトビールを試行錯誤しながら造ってきました。日本のクラフトビール業界を牽引し、歴史を築いてきたとも言える岩田さんは、まだまだ知らないことが沢山ある、と常に勉強を欠かさず美味しいビールを追い求めています。

ビール造りのおもしろさは?

無限の可能性を感じられるところです。24年間ビールを造ってきても、わからないことだらけ。伝統と革新の両方が存在するビール造りは、これからもどんどん進化し続けると思います。だからまだまだやめられない!

ビール造りの難しさ、大変さは?

酵母や素材を理解することが一番難しいし、大変です。微生物によっておこなわれるビール造りは実に興味深い。それぞれに個性があり可愛がったり時には厳しくしたりと、上手に付き合っていく事がとても大事で、同じ酵母でもブルワリーによって違う酵母と思えるくらい違ったりもします。

ビール造りで大切にしていることは?

大麦・小麦・ホップ・酒米など原料の栽培に取り組むことで、素材を知っていくことを大切にしています。素材を知ることが造り手にとって、そしてお客様にとってもとても大事だと感じています。

またそんな価値観をお客様と共有すること、そして原料を栽培することで感じられる季節を大山で感じてもらいたい。そんな考え方から「ビールで季節を表現したい」という思いにつながっています。そして、ロケーションも味わいの一つ。大山の水はもちろん、空気や緑までも味に大きく影響しているので、その情景をビールを通してお客様に伝えていきたいですね。

DREAMBEERで提供予定の『ヴァイツェン』は、大山の水が軽やかな舌触りを実現させた優しいビールです。誰よりも大山とビールを愛する岩田さんが醸造したビールを飲めば、きっと豊かで楽しい気持ちになれるでしょう。鳥取の雄大な自然に思いを馳せながら、是非召し上がってみてください。

【醸造所情報】

醸造所名:大山Gビール
所在地:鳥取県西伯郡伯耆町丸山1740−30
公式HP:http://g-beer.jp/

【承認番号】
20210816hk533