クラフトビール仲間の輪を広げよう

ビール王国44号より転載
文・写真 コウゴアヤコ

ドリームビアでワンランク上のホームパーティビアバー「わたしんち」本日開店!

日本各地のクラフトビールが自宅で楽しめるサブスクサービス「DREAMBEER」(以下、ドリームビア)。これまで弊誌でも度々その魅力をご紹介してきた。ビアファンなら自宅にビールサーバーがある生活を一度は夢見るだろう。しかし慎重になりすぎてなかなか踏み切れず‥‥‥。私もそんなひとりだった。しかし、たまたま訪れた催事場で、機材に実物に触れたところ、使い勝手の良さそうなシンプル設計に「これはいい!」と感動。ついに我が家にもドリームビアをお迎えすることになった。

 催事場でドリームビアとの出合いから約10日後。我が家に大きな箱が3つ届いた。一つ目の箱はクール便でクラフトビールのペットボトルが3本。定期購入の「おまかせパック」で私が入力した「好みのビアスタイル」にあった液種が送られてきた。二つ目の箱にはガスなどの消耗品。最後の大きな箱はビアサーバー。
 ドリームビアのサーバーはダブルタップとシングルタップの2種類があるが、夫婦ふたり暮らしの我が家は後者を選択。マットブラックのサーバーはリビングに設置すると一挙に空間がスタイリッシュに。グラスを並べるとまるでビアバーのよう。これは誰かに見てもらいたくなる。
 そこで、ビールイベントのボランティアで知り合った十数年来の友人らに連絡。ドリームビアをきっかけに、自宅に誘うことができる。8月の某日、ホームパーティを開催する運びとなった。
「わたしんち、ビアバーみたいだから飲みに来ない?」

1本目 ヴァイツェンでお出迎え

 カラカラの喉を潤す乾杯の1本目は松江地ビールビアへるん(島根県)の「ヴァイツェン」をチョイス。注ぐときは業務用サーバー同様ハンドルを手前に倒すとタップからビールが流れ出て、奥に倒すと泡だけを足すことができる。初めてドリームビアに触れた友人でも、こんもりとした泡が美しい1杯が注げ、「プロっぽい」と拍手がおこった。ヴァイツェンはバナナのようなフルーティな香りと滑らかなのど越し。
 この日のために三浦半島の鮮魚店に注文した地魚の刺身盛り合わせにもよく合う。

2本目 会話が弾むペールエール

 2本目はヒノブルーイング(滋賀県)の「ヤレヤレエール」。日本の祭りをリスペクトしたビール造りを行っていて、このビールは日野祭りの掛け声「ヤレヤレ!ドントヤレ!」に由来している。神輿を担いだ後にゴクゴクと飲めるよう造られた軽やかなペールエールだ。麦芽の甘みと飲み込んだ後に鼻に抜けるシトラスの香りが心地よい。
 クラフトビールには、各地の文化風土やブルワリーからのメッセージが込められている。ビールを通して地元の名所を説明できるのも魅力のひとつだろう。

3本目 ワクワクが加速するIPA

 日本酒を挟んで3本目。ペットボトルの交換を友人にやってもらった。空のボトルから注出アダプターを外し軽く洗浄、新しいペットボトルに注出アダプターを取り付けてサーバーに差し込み、再び炭酸ガスのホースをカチッっとはめれば完了だ。慣れれば3分もかからない。
 Yマーケットブルーイング(岐阜県)の「ヒステリックIPA」は、キリっとしたアルコール感と、パッションフルーツや柑橘のようなフルーティな香りと苦味。気分が高揚し杯が進む。

まだまだ続くおウチの楽しみ

日本各地のビールがビアバーと遜色のないクオリティで飲めるドリームビア。自分でグラスに注ぐのも楽しい。自宅だからソファーに足を投げ出し、時間を気にせずにリラックスして飲める。みんなで好きな料理を持ち寄って飲食できるのもいい。ワンランク上のホームパーティだった。
 クラフトビールは決して安くはない。でも職人の仕事が感じられるもの、本当に良いものならお金を出す価値があると感じた。それがブルワリーの応援、ひいては日本のビール文化を応援することになるからだ。
 みなさんも自宅をビアバー風に飾って、友達を招待してみてはいかがだろうか。

普段からクラフトビールをよく飲んでいるメンバーだが、「はじめまして」の醸造所のビールも。ドリームビアとパートナーになった醸造所は全国70以上、取り扱い銘柄は200以上だ。新しい醸造所と出合うワクワク感がある
ハンドルに取り付けるビールのラベルバッジ(別売り)。これがあるとビアバーの雰囲気が増す。ワインのエチケット同様に、飲んだ銘柄のバッチをコレクションしたくなる
「定期購入おまかせパック」では好みのカテゴリーの1.5リットルのボトルが定期的に自宅に届くサブスクサービスだ。本数と頻度が選べる。追加の購入も可能なので、ホームパーティ時には追加で注文

家庭料理とのペアリング

オードブルを作ってくれた総菜店の看板娘、高橋さん。「店じゃないからノージャンルで色々な料理とペアリングできるし、家庭料理とかとも合わせられるね」。ホームページで、料理とのペアリングも提案してくれているから、食べる人の顔を想像しつつあれこれフードを準備するのも楽しい

自宅で本格的なクラフトビール

「子どもがいると夜に飲み歩きできないけど、自宅で本格的なクラフトビールが飲めるっていいよね。ウチにも欲しいな」と会社員の茂木さん。日本各地80以上のブルワリー、240以上の銘柄が自宅で楽しめる。「お友達紹介制度」で友達も紹介者も得になるキャンペーンが開催中だ。是非とも!

シンプル設計で管理が楽

ビールのイベントでサービングのボランティアスタッフとしても活躍している浅川さん。「本格的なサーバーなのに、ペットボトルの交換もサービングも簡単で驚いた。ビールのロスも少ないのがいい」。飲み終わったら簡単に分解して水洗いできるのも特長だ。管理が楽なのだ

日本全国旅をしているよう

ドリームビアの契約を後押ししてくれた我が家の財務大臣。「いろんな地方のビールが飲めて旅行気分が味わえる。美味しかった醸造所にはいつか行ってみよう」。クラフトビールには土地ならではのストーリーが感じられるのも面白い。とはいえ「みんな、飲みすぎないように」と釘を刺していた