【DREAMBEERで飲めるビール】イギリスの伝統的なビールの味わいが楽しめる『Old Days Best Bitter』

こんにちは!DREAMBEERです。
DREAMBEERは多彩なビールを楽しむための会員制ビール配送サービスです。本Blogでは定期的に、DREAMBEERで提供予定のビールを紹介していきます。

第二十七回で紹介するのは、広島県福山市・福山駅近くの醸造所で造られる『Old Days Best Bitter』。醸造長がイギリスで飲んで感動したビールを目指し造られているビールで、スッキリとした味わいながら香りも楽しめる一杯。

ビール醸造が学べる醸造所

備後の中心都市である広島県福山市。福山駅からほど近く、福山発信のドリンクブランドが集う水辺というコンセプトを持つリノベーション物件「WATERING HOLE」の1階に、ビール醸造所「備後福山ブルーイングカレッジ」とビール専門酒屋「THE BEER 伏見町」があります。

代表兼醸造長の小畑昌司(こばたけしょうじ)さんはビールの審査員の最上位であり、日本では10人ほどしかいない「マスタービアジャッジ」の資格を持ち、15年以上ビールの国際審査員としても活躍しています。ビールを造るだけでなく、併設の酒屋でビールを販売し、さらには国内外のビール審査会で審査に携わるというビールのプロフェッショナル。

そんなビールのプロである小畑さんは、2019年12月に自身の地元である福山で「備後福山ブルーイングカレッジ」を立ち上げました。小畑さんはこれまで2軒の醸造所を立ち上げた経験があり、3軒目となる備後福山ブルーイングカレッジの立ち上げには「日本のビール文化を豊かにしたい」という思いがあったそう。

醸造所名に「カレッジ」と付けた理由は、この場所で“学んでほしい”から。おいしいビールを造り販売するだけでなく、「一般の人が醸造を体験できる場」、「プロ志望の人がビール醸造を学べる場」「ビール事業立ち上げの研修を受ける場」を提供しています。

備後福山ブルーイングカレッジは「古くから受け継がれている定番のビールがしっかりと造れなければ、新しいビールも創れない」をモットーに、伝統的なビールがきちんと造れるように日々精進しているそう。しかし、造るビールは伝統的なビアスタイルに留まらず、Hazy IPAのような流行りのビアスタイルなど、新しいことにもチャレンジしています。

定番ラインナップでは、「バランスを重視したタイプ」「香りを重視したタイプ」「味わいを重視したタイプ」を造っており、それぞれ下記のような特徴があります。

  • 『Old Days Best Bitter』:DREAMBEER提供予定のビール。醸造長がイギリスで飲んで感動したビールを目指し造っている定番商品。スッキリとした味わいでありながら香りも楽しめる、ゆるゆると飲んでもよし、ぐいっと飲んでもよしなクラフトビール。
  • 『O.D.A』:DREAMBEER提供予定のビール。ベルギーの修道院で造られていた濃厚なビールをイメージしたクラフトビール。“Old Days Abby”の頭文字をとって「O.D.A」と名付けました。ビール単体でじっくり飲んでいただきたい濃厚な味わい。
  • 『Old Days Mild Ale』:とてもマイナーなビアスタイルでありながら、醸造長が大好きなビアスタイルでもあるマイルドエール。麦芽の優しい味わいがしっかりと感じられながら低めのアルコール度数でスルスルと飲めてしまうクラフトビール。
  • 『Old Days Saison』:どんな料理にも合わせやすい食卓が楽しくなるビールを目指して造った酵母の香りが楽しめるクラフトビール。独特な酵母が醸し出すフルーティな香りとスパイスのような余韻がどんな料理にもマッチ。
  • 『IPA Bingo』:Aurora(オーロラ)とSummit(サミット)というホップを使って香りをつけたIPA。広島県のクラフトビールメーカーであることを連想させるラベルにも注目!

商品名に付けられた「Old Days」は、温故知新の“温故”や不易流行の“不易”の部分を英語っぽくしたもので「昔ながらの」という意味を持たせているそう。この部分にも「伝統的なビールをきちんと造る」という小畑さんの思いが垣間見えます。

その他に、冬季限定の『ウィンターエール』や福山大学と共同研究開発する『ふくやまバラ酵母 生にごりペールエール』など、限定ビールも多く造っています。

DREAMBEERで楽しめるビール『Old Days Best Bitter』

『Old Days Best Bitter』は“イギリスの伝統的な味”のビールです。小畑さんがイギリスで飲んだ時に、麦の甘さ、ホップの苦さ、ホップの香りのバランスの良さに感動したベストビターを目指して造っているビール。スッキリとした味わいでありながら香りも楽しめて、ゆるゆる飲んでも飲み飽きない、ぐいっと飲んでも楽しめる一杯。

ちなみに、「ビター」とは伝統的なビアスタイル(ビールの種類)で、イギリスのパブで飲まれている、最も一般的なエールです。麦芽の風味、ホップの香り、苦さのバランスを楽しむビール。

【おすすめの楽しみ方】
気軽に飲んでいただくために、グラスの形はこだわらなくも大丈夫です。もしイギリス式のパイントグラスをお持ちであれば、ぜひそのグラスを使ってください。

サーバーから注ぐ時は、あまり泡を立てずに注いでいただき、赤ワインを飲むときのように少しぬるめの温度で飲むのがおすすめ。

おつまみはイギリス流のチップス(フライドポテト)にモルトビネガーをたっぷりかけて一緒に楽しんでください!

【その他データ】
ビアスタイル:ベストビター
原材料:麦芽、ホップ
アルコール度数:4.5%
IBU:27

造るのはこの人!ブルワーインタビュー

小畑さんは醸造歴8年。小畑さんがビールを造ろうと思ったきっかけは、「自分が好きなイギリスタイプのビールがあまりなく、自分で造ろうと思ったから」。今回はあらゆる面でビールのプロである小畑さんにビール造りについてお話を伺いました。

ビール造りのおもしろさは?
ゴールがないところですね。目指すゴール(造りたいビール)があり、それに向かって試行錯誤を繰り返し、日々近づこうとしています。ですが、目指しているゴールの上に次々に新たなゴールが出現します。そのような意味で、ビール造りには終わりがなく、おもしろいと思っています。

ビール造りの難しさ、大変さは?
できあがった味のすべての責任は自分にあるところです。

ビール造りで大切にしていることは?
ずばり化学と数学です。できあがった味は「化学」で、その味を造るために必要なのが「数学」です。あとは、常に新しいビールに触れて、「あぁ、俺もこんなビールを造りたいな」と思うビールを見つけ続けること。そして、その味を造るために日々勉強して技術を磨くことです。

DREAMBEERで提供予定の『Old Days Best Bitter』は、イギリスの伝統的な味わいが楽しめるエールです。ぐいっと飲んでもいいのですが、ぜひ“ゆるゆると”飲みすすめていただき、麦の甘さ、ホップの苦さ、ホップの香りのバランスを楽しんでください!

【醸造所情報】
醸造所名:備後福山ブルーイングカレッジ
所在地:広島県福山市伏見町3-16-C
公式HP