【DREAMBEERで飲めるビール】独自の醸造方法で「最初の一杯」にふさわしいくちあたりの『マイスター』

こんにちは!DREAMBEERです。

DREAMBEERは多彩なビールを楽しむための会員制ビール配送サービスです。本Blogでは定期的に、DREAMBEERで提供予定のビールを紹介していきます。

第四十四回で紹介するのは、京都府京丹後市の丹後王国ブルワリーで造られる『マイスター』。副原料には丹後産のコシヒカリを使用し、まろやかでクリアな味わいが特徴的。お米を使用しているからこその口当たりの良さから「最初の一杯」としておすすめのビールです。

甲子園球場8個分の広さの“海の京都”でつくられるクラフトビール

道の駅・丹後王国「食のみやこ」エントランス

丹後王国ブルワリーがある京丹後市は豊かな海と山に面し、自然の恵みをたっぷり受けた土地です。広さが甲子園球場8個分ほどにもなる西日本最大級の道の駅・丹後王国「食のみやこ」内に醸造所を構え、“海の京都”ともいわれる京丹後市弥栄(やさか)の自然豊かな丘陵の敷地内でビールを醸造しています。

道の駅・丹後王国「食のみやこ」は新鮮な野菜や海産物が揃うマルシェスペースです。海鮮、野菜、お肉、乳製品など、丹後の食材をふんだんに使ったレストランなど、丹後の本物の食材を楽しめる道の駅として、丹後の魅力を発信する場所として親しまれ、多くの方が訪れています。

看板ブルワーの山口道生さんは、元々は道の駅・丹後王国「食のみやこ」内の雑貨屋さんで働いていましたが、ひょんなことから道の駅内にビール醸造所を立ち上げることに。1997年に初代ヘッドブルワーとして醸造所を立ち上げてから24年間醸造に携わってきました。その後徐々に醸造所に仲間が増え、今では主に3名で日々醸造に励んでいます。

丹後王国ビールは、「くちあたりが良く、飲みやすいビール」を目指してクラフトビールを造っています。丹後の美しい自然の中で造られるビールは、道の駅・丹後王国「食のみやこ」を訪れる方だけでなく、オンラインショップを通じて全国の皆様に親しまれています。

手がけるビールは、2013年インターナショナル・ビア・コンペティションの金賞受賞をはじめとし、国際コンテストで幾度も受賞経歴を誇ります。ラガータイプ、エールタイプなど様々な風味でバリエーション豊かなラインナップを取り揃えています。

ラベルのデザインは丹後地域と道の駅・丹後王国「食のみやこ」のシンボルである「丹後七姫」が彩っています。丹後七姫とは、丹後王国ブルワリーの所在地、京都・丹後地方にゆかりのある伝説のお姫様七人で、歴史ある京都のクラフトビールならではの趣を目でもお楽しみいただけます。

丹後七姫は丹後地方にそれぞれ記念碑も建てられているので、ブルワリーを訪れた際は是非探してみてください。

定番ラインナップの特徴は以下の通り。

・『マイスター』:DREAMBEERで提供予定のビール。丹後王国ブルワリーのビールはオープン発酵による繊細な“くちあたりの良さ”が特徴的。「マイスター」は、丹後産コシヒカリを副原料にしていることから、まろやかで、すっきりクリアな味わいのピルスナーです。ビールが苦手な方にも飲んでいただきたい軽やかな飲みごたえです。

・『ヴァイツェン』:DREAMBEERで提供予定のビール。原材料に小麦麦芽を使用。独特の酵母で発酵されることによって醸し出されるバナナのようなフルーティな香りが特徴です。丹後町にある「間人(たいざ)港灯台」は幻の間人蟹の産地としても有名ですが、この白く美しい間人港灯台には、聖徳太子の母である間人(はしうど)皇后が住んでいた伝説があり、このお話にちなんでラベルにも間人皇女が描かれております。

・『ピルスナー』:​​モルトの香ばしい味わいとほど良い喉ごしが楽しめるビールです。苦味もやや控えめで香りとまろやかさが特徴的です。丹後の磯砂山は、日本最古の羽衣伝説発祥の地と言われており、ラベルには羽衣天女が描かれます。

・『スモーク(ラオホ)』:ほど良い苦みとスモーキーな香りが特徴。5種類の麦芽をブレンドしスモークをかけることで心地よい苦みと燻製の香りが広がります。ラベルに描かれる平安時代を代表する歌人・小野小町は、深草少将の熱烈な求愛から逃げ、京丹後市の大宮町にたどり着いたと言われています。

・『ロンドンエール』:英国産の麦芽とホップを使用した爽やかな飲み口とほのかなフルーティーさが特徴のビール。アンバーエールよりも苦味が収まり、より軽やかな口当たりです。ラベルに描かれている静御前は京丹後市網野町に生まれたと言われています。

・『アンバーエール』:アメリカ産のカスケードホップを使用した濃厚で芳醇な味わいのビール。口あたりもまろやかで、グレープフルーツのような苦味や酸味も感じられます。京丹後網野町には浦島伝説が語り継がれていることから、ラベルには乙姫が描かれています。

・『メルツェン』:モルトの香ばしい味わいとほど良い喉ごしが楽しめるビール。すっきりさと香ばしさが絶妙なバランスを保っています。ラベルには、本能寺の変の後に京丹後の地に幽閉されたお姫様である明智光秀の娘・細川ガラシャが描かれています。

・『IPA』:フルーティーな香りとホップの苦味が絶妙なバランスを保ちます。後味には芳醇なホップの香りが優しい余韻を残します。ラベルは丹後半島の夕焼けの海岸で、逆光の中七姫を写真に収めたイメージを描いています。

DREAMBEERで楽しめるビール『マイスター』

『マイスター』は、副原料に丹後産コシヒカリを使用したピルスナーです。まろやかな味わいで、すっきりと飲みやすいことが特徴的。喉越しがすっきりしているので、喉の渇きを潤すため、頑張った今日をねぎらう「最初の一杯」として楽しんでみてください。

副原料に丹後のお米を使っているのは、ラベルに描かれている安寿姫からインスパイアされています。森鴎外「山椒大夫」で知られる安寿姫は、お祀りしている安寿姫家塚の佐織池に、田の神様として春先に降りてこられます。田の神である安寿姫への感謝の思いをお米に託し、副原料としてお米を使用しています。

 

【おすすめの楽しみ方】

特に焼き魚との相性は抜群。マイスターのすっきりした味わいは、忙しい一日を終え、日々に感謝する時のお供に最適です。

音楽を聞きながらクラフトビールを飲むのが大好きな山口さんに、ぴったりの曲をご紹介いただきました。マイスターとペアリングする楽曲は、エルトン・ジョンの「タイニー・ダンサー(可愛いダンサー)」だそう。少し切ないようなこの曲は、安寿姫の健気さとリンクしています。

【その他データ】

ビアスタイル:ピルスナー
原材料:麦芽(ドイツ製造)、ホップ、米(丹後産コシヒカリ)、コーンスターチ
アルコール度数:5.0%
IBU:15

造るのはこの人!ブルワーインタビュー

醸造長の山口さんに、詳しくお話を伺いました。

山口さんは元々ビールが大好きでしたが、お仕事では全く異なる分野で従事されていました。しかしビール好きの縁が繋がり、道の駅・丹後王国「食のみやこ」でビール醸造所を立ち上げることになり、ブルワーとしての道を歩み始めました。

そこからは24年間「丹後王国ブルワリー」の醸造長として務め、毎日ビールの様子を見守っています。ご自身が造るクラフトビールのことを「友人のようだ」と話す山口さんは、くちあたりが良く、飲みやすいビールを目指されているそう。

ビール造りのおもしろさは?

やったことにきちんと答えてくれるところです。良いことも悪いことも全部伝えてくれますから、友人のようで面白いですね。毎日5分ほどは必ず見るようにしているので、状況や状態が手に取るようにわかります。

ビール造りの難しさ、大変さは?

一時も忘れることができないし、離れられないことです。どんな天候でも、休みの日でも必ず状況を確認しに行くので、そこが大変です。ただ、手をかけた分だけ美味しいビールが出来上がるので、面白いところでもあります。

ビール造りで大切にしていることは?

「丁寧な管理」をすることです。丹後王国ブルワリーのビール醸造は、他の醸造所ではあまり無い開放型タンクでのオープン発酵で行っています。このオープン発酵による醸造は伝統的な製法で、酵母が作り出す味が繊細になります。

ビールを醸造する過程で不要な不純物を都度取り除くことができるので、よりくちあたりの良いビールを造ることができます。そのため発酵室の中には野生酵母が混入しないよう丁寧に管理するなど、日々最新の注意を払ってビール造りに取り組んでいます。

DREAMBEERで提供予定の『マイスター』は、お米由来のほのかな甘さが際立ち、ビールが苦手な方でも飲みやすいようにくちあたりも軽やかなビールです。ブルワーの山口さんが丹精込めて醸造したビールは、まさに「最初の一杯」にふさわしくゴクゴク飲めるクリアな仕上がりになっています。ご自宅での食事と一緒に是非楽しんでみてください。

【醸造所情報】

醸造所名:丹後王国ブルワリー
所在地:京都府京丹後市弥栄町鳥取123
公式HP:https://tango-kingdom.com/business/products/tangokingdombeer

 

【承認番号】
20210806hk524